#15未だにのこる、外国でのアジア人差別…

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こんにちは、かねちん夫婦です。

ドイツ人男性とのランチデート第三弾となります。

今回は、日本独自の考え方や欧米で未だに根付く人種差別について語り合っています。

さほちゃんが海外でモヤモヤした体験もはなしてくれました!

目次

日本にとっての「安全」と「安心」

日本に引っ越してきてトーマスさんが特に目にする2つの言葉があります。

特に広告で、「あんぜん」と「あんしん」を目にするよ。

正しい翻訳は何になるのか迷っているそう。

意味はわかりますが、英語での言葉はちょっと…

文字通り「安全な心」とか穏やかな状態を示しているのかな?

そうだね。

日本にとっての「安全」「安心」の意味は

テレビや広告を見ると、たくさんの広告が「安全」と「安心」について話しています。

他の国のテレビを見ていると、 基本的に決して出てきません。

「安全」とは、危険がない客観的な状態を指します。

一方、「安心」とは、不安や心配がない主観的な心の状態のことです。

例えば建物の耐震性のような「安全」が確保されることで、私たちは「安心」を得ます。

しかし、両者は必ずしも一致しないことも特徴です。

日本人は自然災害が多い国に暮らしているため、安全意識が高く、安心できる暮らしを大切にします。

また、集団の調和や他者への配慮を重視する文化があり、ルール遵守や高品質なサービスを通じて安全・安心を追求しています。

そのためテレビや広告では常に「安全」「安心」という表記がされやすいのです。

外国のカフェとも一味違う

トーマスさんは外国のカフェとの違いもはなしてくれました。

カフェにいくと、日本はいつもたくさんの人が働いていますよね。

そうだね。

例えばベルリンの同じ大きさのスターバックスに行くと、働いている人は約半分です。

日本のスターバックスに同じ仕事量で4人いるとしたら、ベルリンでは2人しかいないそう。

その理由は、日本人はより良い顧客サービスを期待しているからだと話します。

顧客の世話をすることは本当に大切だよね。

しかし日本と違いアメリカで重要なことは、彼ら(働き手)が快適である事だとさほちゃんはかんがえます。

日本にはないチップ制度

 レストランの顧客サービスでは、チップがとても重要です。

たしかに!

多分彼らは1時間に2ドルもらうかもしれません。

アメリカではチップ制度が一般的です。

もし彼らがチップをもらえなければ、彼らは生活に困ってしまいます。

そのためアメリカの接客は過剰なフレンドリーさがあるとトーマスさんは話します。

 そして、顧客に不親切にする余裕もないそう。

なぜなら、彼らは直接チップをもらう必要があるからです。

彼らは、私達顧客を親しい友人として扱っているように感じます。

ゲストとしてではなく。

ええ、確かに

トーマスさんは、アメリカのウェイター達は長い間知っている家族の一員や誰かのような感覚を与える方法を知っていると話します。

日本の接客は「おもてなし」の心で、丁寧で細やかな気配りを無償で提供します。

チップ文化がなく、サービスは当然と考えられていますよね。

一方、海外はチップでサービスの質を評価する文化があり、接客はフレンドリーかつ合理的で効率を重視する傾向があります。

国によってサービスの方法や対価も異なってくるので不思議ですよね。

さほちゃんがトロントで感じた事

さほちゃんが留学していた時の話題にうつります。

あなたは日本から行ってみて他の人と同じように扱われていると感じましたか?

それは話が別になるね。

基本的にトロントでは大丈夫だったと話します。

トロントは世界中から人々が集まる多文化都市で、様々な民族や言語、食文化が共存しています。多様性と寛容さが街の大きな魅力です。

アジア人の区別はつきにくい?

でも、問題は起こったよ。

何が起こったの?

さほちゃんが留学中、現地のほとんどの人達はさほちゃんを中国人だと思っていたそう。

同じアジアの中でも日本人、中国人、韓国人、台湾人とそれぞれ違いますがトロントではなかなか伝わらなかったんです。

でも、見極めるのはむずかしいよね。

同じように日本に来ている外国人をみて誰がドイツ人かイギリス人か、アメリカ人かなどを判別するのはなかなか困難です。

だから、理解できますが…

それでも、彼らが私を中国出身だと決めつけるのは、心地よくないと話します。

でも、具体的に何かされるの?

さほちゃんはトロントでおきた出来事について話します。

見知らぬ人が「チョンチョン」と言ってきました。

さほちゃんは何を意味するのかわかりませんし、今でもわかりませんでした。

しかし明らかに、それは中国語を揶揄しているように聞こえたそう。

そして目をツリ目のようにして、「チョンチョン」とさほちゃんに言ってきました。

それはただの人種差別だよね。

ほとんどの欧米諸国で大きな問題になっているとトーマスさんは話します。

欧米の人種差別について

欧米諸国だけでなくアジア以外の国々と、言ったほうがいいかな。

トーマスさんには、ドイツに住むアジア人の友人がいます。

彼らは同じ経験について話してくれたそうです。

悲しいことに東アジア人や南アジア人など関係なく同じことが起こってしまいます。

それは私たちにとって恥ずかしいことです。

トーマスさんは日本に来る前から、中国や韓国、日本は違う国だと知っていました。

しかし具体的にどのように違うのかはあまり知らなかったそう。

しかしアジア人に対して人種差別をする必要性を感じたことはありませんでした。

そして日本にしばらく住んでから、日本人と中国人の違いはわかるようになりました。

しかし…

 韓国人と日本人の違いは、見てもわからないことが多いです。

確かに、特に女の子だよね。

韓流ブームもあり、美容やファッション・メイク方法も似ているのでパット見では見分けがつかないことも多くありますよね!

それにしてもこの話題はひどいですよね。

トーマスさんはなぜ人々がアジア人に対してこんなことをするのか理解できないと話します。

あなたが行ったすべての場所で起こりましたか?

パリとアメリカだけかな。

トーマスさんの場合、日本ではトーマスさんをみてアメリカ人だと思い込む人がほとんどだそう。

そしてトーマスさんが訛り英語で話していても日本人は普通でとても丁寧だとはなします。

でも、日本人は白人や黒人を見たら、自動的にアメリカ人だと思い込むんだよね。

しかしトーマスさんの立場からみると、ヨーロッパ人や、アメリカ人は全然違って見えるんだそう。

服装や、歩き方なども違うんだとか。

日本で別の白人の男性や女性を見ると、彼らがヨーロッパ人かアメリカ人かわかります。

わたしも違いがわかるよ。

さほちゃんはヨーロッパとアメリカに住んだ経験がある為、 違いがわかると話します。

私を初めて見たとき、どう思いましたか?

明らかにあなたはアメリカ人ではありませんでした。

本当に?なぜですか?

アメリカ人は誰もエスプレッソを注文しないからね。

ああ・・・笑

アメリカでは日常的にエスプレッソをそのまま飲む人は少なく、ラテやアメリカーノなどにアレンジして飲むのが一般的です。

一方、ヨーロッパではエスプレッソを日常的に短時間で楽しむ文化が根付いており、濃厚な味をそのまま味わう習慣があります。

さほちゃんはこの大きな違いですぐに気がついたんだとか。

日本でエスプレッソを見つけるのは難しいんだよ。

大手チェーンにはエスプレッソマシンがありますが、普通の喫茶店に行くと、普通のコーヒーしかありません。

アメリカ人はエスプレッソを注文しないのかな?

そうだね。

彼らは代わりに何を注文するの?

彼らはただラテ、カフェラテを注文するかな。

カフェラテや何か他の甘い飲み物を注文するとさほちゃんは答えます。

それはあなたが持っているイメージですよね?

たしかにイメージだけどね・・・

さほちゃんの同僚の一人はアメリカ人。

彼はいつも超~甘いバニララテを飲んでいるんだそう。

それをみてさほちゃんは本当にアメリカ人らしいと感じています。

なるほどね!

まとめ

前回に引き続きドイツ人のトーマスさんにお話を伺いました。

日本独自の「安全」と「安心」という言葉は、日常の中に溶け込みすぎていてあまり意識していません。

しかしこうして違う目線からの見方を教えてもらうと、また違う日本の魅力が垣間見えた気がしますね!

▼インタビュー動画はこちら▼

ここまで読んで頂きありがとうございました♪

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